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友好プログラム

 

JAO−BDLO友好プログラム全文

 

社団法人日本アマチュアオーケストラ連盟(以下JAOと記す)と、ドイツアマチュアオーケストラ連盟(以下BDLOと記す)は、両国に存在する平和と友好の関係を強化し、音楽を愛する人々の交流を図るため、アマチュアオーケストラ活動を通じて下記の友好プログラムを誠意をもって実施する。
同プログラムは、JAO及びBDLO加盟会員の相互理解を促進し、音楽技術の向上に寄与し、友情をはぐくみ、音楽とともにある喜びを分かち合い、そして両組織の発展を日指すものである。両連盟は、これらのことが真に実現することを切望する。
同プログラムの内容は以下の通りである。

 

1 情報交換(定期)
両連盟は、組織、事業計画、事業報告等の内容について、毎年定期的に英語で情報を交換する。(楽譜も含む)

 

2 資料交換(随時)
両連盟は、会報、出版物、テープ、CD、VTRなどの資料を随時交換する。
会報については、英語のレジュメを添付する。

 

3 連盟主催事業における人材交流
両連盟は、それぞれが主催する各種事業(各種フェスティバル、演奏会、講習会、キャンプ等)を通じて加盟会員の相互交流を図る。受け入れ、送り出しに関する窓口は両連盟本部が担当し、その責任を負う。
参加費用は原則として、開催地での諸経費(参加費、宿泊費、食費等)については受け入れ側の連盟(JAOまたはBDLO)が負担する。

 

4 加盟オーケストラの活動に関する情調提供・斡旋
両連盟は、加盟団体についての情報提供、交流可能な演奏会の案内、各団体間の姉妹提携の斡旋等に関する業務を必要に応じて行う。ただし、これに関する責任は、該当する加盟団体が負う。
参加費用は原則として、開催地での諸経費(参加費、宿泊費、食費等)については該当する受け入れ団体が負担する。

 

5 加盟オーケストラの演奏旅行に関する情報提供
両連盟は、加盟するアマチュアオーケストラが相手国(日本またはドイツ)へ演奏旅行する際、必要に応じて情報の提供を行う。演奏旅行に関する責任は、該当する加盟オーケストラが負う。

 

6 その他の交流活動
両連盟は、互いの発展に寄与すると考えられる他の交流活動について、両連盟理事長の相互承認のもとに、これを推進する。

 

7理事会、総会での報告
両連盟理事長は、同プログラムに関する年次活動報告をそれぞれの理事会、総会において行う。

 

8 同プログラムの改訂
同プログラムを改訂する必要が生じた場合は、両連盟理事会の相互承認のもとにこれを行うことができる。改訂に関する責任は、両連盟理事長が負う。

 

以上の証拠として、下記の全権委員は、この覚書に書名した。

 

社団法人 日本アマチュアオーケストラ連盟
理事長 森下元康

 

ドイツアマチュアオーケストラ連盟
理事長 ヨアヒム・コンラーディ

 

両連盟は、1995年5月6日、ドイツ連邦共和国ヘッセン州ホイゼンシュタムにて、ひとしく正文である英語により、本書2通を作成した。

 

 

 

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